皆さんは一昔前に流行した「ホット炭酸」をご存じでしょうか?炭酸は温度が高いと抜けやすいため、温かい飲料には向いてないと言われています。
今回は、温めた炭酸水はどのような味で、体にはどんな効果があるのか、『ホット炭酸』作りに挑戦してみました。
炭酸水の効果とは
炭酸水には胃のぜん動運動を活発にしてくれる働きがあります。
胃のぜん動運動が活発になれば、消化作用も促進されます。そのため、食欲も増します。
胃の粘膜から炭酸(二酸化炭素)が吸収され血管に入る事で、血液中の二酸化炭素濃度が高くなります。体は二酸化炭素と酸素のバランスが崩れて酸欠状態になったと勘違いしてしまい、酸素を増やすためにより多くの血液を供給しようと血管を広げ、血流を増やします。そのため、冷え性の方は炭酸水を入浴時に飲むと効果的です。
ホット炭酸水は40℃前後がおすすめ
血流が増えることで、体を温めてくれることも期待できる炭酸水ですが、冷やしたものを飲んでしまうと、まずは体の中(胃や腸)を冷やしてしまします。私たちの体にとっては、体温より低いものに関しては、体にとっては冷たいものになってしまいます。
そのため、体温よりもちょっと高いぬるめの40℃前後に温めて飲むことで、体が冷えすぎてしまうのを防ぐことができるのです。
温度が高くなりすぎてしまうと炭酸が抜けて、ただの白湯になってしまいます。また、温めるのに時間がかかってしまうと、それも炭酸が抜けてしまう原因の1つになります。そのため、温める時には、神経質になる必要はないけれど、小鍋に入れて、40℃位を目安に温めてあげるとよいでしょう。
ちなみに、そのままでは、味が物足りない場合には、生姜やレモンなどを加えてあげるのもおすすめです。きっと、飲みやすくなるはずですよ。
香港では風邪の時の定番がホット炭酸?
炭酸水を好んで飲む人は増えたと言えども、炭酸水を温めて飲むホット炭酸はまだまだ聞き慣れないという人も多いのではないでしょうか?
しかし、香港では、「熱可楽」と呼ばれるコーラーを温めて風邪の時に飲むという習慣があります。まさに、ホット炭酸の形で風邪の特効薬として昔から飲まれているようです。
ただし、そのままコーラを温めただけでは美味しくないということで、生姜やレモンなどをカットしたものと一緒に温めて作るのが一般的とされ、多くの方に親しまれています。そして、温かいうちに飲むのが美味しく飲むポイントだそうです。
コーラというと、コーンシロップや添加物が使用されているとイメージする人も多いかもしれません。しかし、元々のコーラは、スパイスを使用して作られていた飲み物だったのです。そのため、香港以外にも、アメリカやフランス、メキシコなどでも、昔からホットにして風邪の時に飲む習慣があります。
ホット炭酸の酵素割りのレシピ
今回は、電子レンジを使って「ホット炭酸」に挑戦してみました。
代謝アップを狙って、生姜と『天然熟成野草酵素』を使ったホット炭酸です。
材料 – 1杯分
- 炭酸水 200cc
- 天然熟成野草酵素 20cc
- 生姜 1片
- カボス 1絞り
- 蜂蜜 好み
作り方
- 蜂蜜以外のすべての材料をカップに入れ、電子レンジに入れます。
- 熱くななりすぎないように様子を見ながら温めます
- お好みで蜂蜜を入れる
ポイント
レンジで温めることで、炭酸は大分抜けてしまいますが、小鍋で温めても同じでした。一気に過熱しすぎないことがポイントです。
炭酸のシュワシュワ感が好きな方には『ホット炭酸』は物足りないかも知れません。
しかし、まったく別の飲み物として、体によい炭酸水を飲んでみるのはいかがでしょうか。冷えが気になる夏場や寒い冬にも生姜入りの炭酸水で体温維持に心掛けましょう。
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