私たちの毎日の食事や生活習慣でこれからの元気な体が作られます。病院の検査結果が正常値だとしても、はたしてこの先に何も問題なく「健康」なのでしょうか。
健康と年齢について、「年齢を重ねれば誰しもが弱くなる、病気になる」というわけではないです。老化は誰でも起こることですが、決して正比例ではなくて個人差があるということです。老化と正比例してるものは「からだのサビ」です。『酸化』を減らす生活習慣を意識することで誰でもアンチエイジングは成功できます。
今回は、目の抗酸化作用に働くアントシアニンと目の疲れに効果ある「ブルーベリージュース」をご紹介します。
体内酸化が進む要因
数年、何十年も見過ごしてきた悪い生活習慣の影響はとても大きいものです。毎日の積み重ね、日々の努力、意識して気をつけることで体は変わることができます。
体内酸化を防ぐため、まずは体内酸化の要因について知っておきましょう。
- 過酸化脂質
- 食品添加物
- 飲酒 喫煙
- ストレス
- 激しい運動
- 細菌やウイルス、カビ
- 紫外線 酸性雨
- 残留農薬
- 排ガス、ダイオキシンス
体内の酸化がすすめば、免役力低下、ホルモンレベルの低下、細胞機能低下、遺伝子異変などが起きてきます。
アンチエイジング(抗酸化)のためには環境から身を守ることも大切です。そして、自分で守ることができる栄養についても考えていきましょう。
有害物質をとらえて安定した無害な物質に変える事ができるのがポリフェノールです。
ポリフェノールには、強力な抗酸化作用があります。また、血液もサラサラに、血管を守る、血流を改善するなど、さまざまな健康作用があることがわかってきています。ポリフェノールは効果があらわれるのは早いそうですよ。摂取して30分後には体内で働きが出るそうです。しかし、効果が発揮されるのは2~3時間、吸収率は低く、体に蓄えることもできません。少しづつでも毎日摂る事が大切です。
ポリフェノールは植物の光合成でつくる糖分が一部変化したも渋みや苦みの成分です。ポリフェノールの種類は約300種類といわれています。代表的なポリフェノールとして、カテキン、大豆サポニン、アントシアニン、カカオマスポリフェノール、大豆イソフラボン、クルクミン、ショウガオール、ピクノジェノールなどです。
コーヒーや抹茶、赤ワイン、フルーツジュース、野菜ジュースにポリフェノールは多く含まれています。赤ぶどうやブルーベリーの場合、色が濃くて味が苦いものほどポリフェノールが多いです。特に皮の部分が多く含まれています。
目の機能回復には、アントシアニンを!
目の疲労また白内障などは目の老化現象です。アントシアニンは、ブルーベリーやぶどう、赤じそ、さつまいもの皮、紫芋、なす、赤キャベツなどに含まれる青紫色の色素です。赤ワインなどもそうですよね。抗酸化作用の働きがあり、特に目の働きを向上させてくれる栄養として有名です。
目の網膜にあるロドプシンは光の刺激を受けると分解されて更に再合成されますが、目を酷使しているとその働き追いつかなくなり、目がチカチカ、視界がかすむ…このような症状になります。アントシアニンは、このロドブシンの再合成を活性化し、疲れ目を予防、改善にむけて働きかけてくれます。瞳孔や水晶体の働きを調整する血行をよくする働きも!
軽い肝機能でお悩みの方はアントシアニンで回復させる働きもあります。アントシアニンを摂れば30分後に働きます。しかし体に蓄えれませんので毎日摂ることがとても大切です。目のアンチエイジング、紫外線の疲れをとるためにも、今からの予防のためにも即実践ですね。
目の疲れには!ブルーベリージュースの作り方
ブルーベリーのアントシアニンを摂り、目の健康を取り戻しましょう。2色で混ぜ、大理石のような色合いになる「マーブルドリンク」をブルーベリーとリンゴ、バナナで作ってみます。
マーブルのブルーベリージュースの作り方(2人分)
■ 青色
- バナナ 半分
- ブルーベリー 大さじ山もり2ぐらい(冷凍)
- レモン 搾る
- 豆乳 100cc
- はちみつ 氷少々
■ 白色
- バナナ 半分
- りんご 3分の1
- レモン 搾る
- 豆乳 100cc
- はちみつ 氷少々
※最後に、天然熟成 野草酵素を20cc入れます。
ブルーベリーの方を先に注ぎ、次にりんごの分をそっと上から入れれば、美味しくて目に良いマーブルの手作りジュースの出来上がりです。
この記事の執筆者管理栄養士亀崎智子 (かめざき・さとこ)「食べ方」と「出し方」をお伝えするかめごはんの料理教室を主宰。昔ながら季節の手仕事や発酵食品、オーガニック食品などの取り入れ方が得意。マスターファスティ[…]
ジャムやケーキ類のトッピングなど、今ではすっかりおなじみのブルーベリー。しかし日本に初めてもたらされたのは戦後と言われています。その青い色素成分はアントシアニンと呼ばれ、さまざまな健康作用が期待されることから、瞬く間に健康食材として[…]