知らず知らずのうちに、体内酵素の不足生活が続いていないでしょうか。
ファーストフードのハンバーガーとコーヒーで朝食をとり、昼間も外食でとんかつ定食、仕事も忙しくイライラ、ストレス解消のための居酒屋でビールに日本酒まで暴飲暴食…
このような生活を送っていれば、たちまち体内酵素の無駄づかいが続き、万年酵素不足の生活に陥ってしまいます。
気づいた時には、高血圧、糖尿、コレステロールと生活習慣病に悩む人生になってしまうかもしれないので、日ごろからの食事習慣に気をつけましょう。
今回は、毎日しっかりと酵素を摂るための秘訣をご紹介します。
現代人は体の毒素を出す「代謝の力」が不足
前回、体の酵素の働きをお話させて頂きました。
みなさま、体内酵素のことはご存知でしょうか?私たちの体には必ず体内酵素が存在します。酵素がないと生きていけません。呼吸から心臓の働き、食べたものをエネルギーに換えるのも酵素です。臓器をきちんと働かせたり、物事を考えたり、老廃物を体外に排[…]
体内酵素の不足は体の不調を招くので大事ですが、便利な暮らしになった現代の私たちの体は酵素不足に。
どこでも何でも買うことができるコンビニ、どんどん増えるファーストフードの店、インスタントの食品、食品添加物、農薬のきいた野菜、豊富なお菓子など…
自分で気をつけていても口に入ってしまう毒素もあるでしょう。体への負担は自分の気づかないところでも進んでいます。
だからこそ、体の毒素や老廃物をしっかりと出す「代謝の力」を上げていくことが必要なんです。
酵素を摂り入れる食生活の改善が必要
とりまく環境を意識して食生活考えたら、毎日のお食事でしっかりと酵素を摂りいれていくことがいかに大切かがわかります。
実は、難しいことではないんです。和食を考えて頂くと、
ぬか漬け、漬物、納豆とすぐに頭に浮かびます!食べ合わせの焼き魚に大根おろし、揚げ物についてくるキャベツ千切りの大盛り。
味噌、醤油、酒かす、塩麹などの発酵食品も酵素が豊富で日本食を意識すれば、酵素が摂れる食事になります。
食事の順番や生のものを摂りいれていく
食事方法について少し工夫してみましょう。
生野菜でも手ごろなものとしておすすめなのが、もやし、かいわれ大根、そばの芽、ブロッコリーの芽などのスプラウト(芽だし野菜)です。
発芽という生命力の強いときに酵素はたっぷり摂れます。気軽にサラダにして頂けますね。
それから、大根おろしなどもいかがでしょうか。
固形の野菜をすりおろすことで、野菜にふくまれる酵素が細胞がやぶれてたっぷりと出てきます。
大根に含まれます「ジアスターゼ」は米やパンなどのでんぷん質を分解する酵素として知られています。また他の脂肪やたんぱく質を分解する酵素も含まれてます。
焼き魚に大根おろしがそえてあるのは、たんぱく質をスムーズに分解するための昔からの食べ合わせですよね。日本食はそんな理にかなった食べ合わせがたくさんあります。
大根は皮ごとすりおろすのが最適です。ジアスターゼは先端の部分や皮の近くに多く含まれますから、おろすことによって消化酵素が活発に。
生の玉ねぎは、スライスしてそのまま食べれば、コレステロールや中性脂肪を防ぐ酵素が多く含まれています。血液をきれいにするのは玉ねぎも最高です。
水にさらしたり、加熱すれば酵素は失われるので気をつけてください!
身近な素材から毎日のお食事に簡単に摂り入れていけたらいいですね。今日はお味噌汁に大根おろしをのせて頂きましょう。