甘酒

甘酒って調味料になる?飲む美容液「甘酒」の作り方

この記事の執筆者

管理栄養士-亀崎智子
管理栄養士
亀崎智子 (かめざき・さとこ)
「食べ方」と「出し方」をお伝えするかめごはんの料理教室を主宰。昔ながら季節の手仕事や発酵食品、オーガニック食品などの取り入れ方が得意。マスターファスティングコンシェルジュ
◎ 公式サイト kamegohan.com

ここ数年の「発酵」「菌活」「腸活」ブームで、甘酒を口にしたことはなくても、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

甘酒は甘味料として使用するのにおすすめの発酵食品です。そこで今回は、甘酒をおすすめする理由コスパのよい自家製甘酒の作り方をご紹介します。

甘酒ってどんな発酵食品?

甘酒

甘酒と聞いて、みなさんが頭の中に思い浮かべるのは大きく2種類に分かれるのではないでしょうか?

「酒粕で作るアルコールの入った甘酒」と、「米麹を発酵させて作るノンアルコールの甘酒」です。どちらもそれぞれ良さがある甘酒ですが、今回私が紹介するのは、後者の米麹を発酵させて作るノンアルコールの甘酒です。

ノンアルコールの甘酒のレシピは、ネットでレシピ検索をするといろいろなレシピが存在していますが、その多くは米麹と白ごはんを使用して作るものが多いですが、私は米麹と水だけで作る甘酒なので、このレシピで作る甘酒を甘麹(あまこうじ)と呼んでいます。

甘麹作りには、砂糖などの甘みをつけるものを一切使用しません。しかし、米麹と水を混ぜ合わせて発酵させることで、甘みと旨みと栄養価が増して、料理やお菓をつくるときに砂糖の代わりの調味料として使用することができます

甘酒をおすすめする理由

飲む美容液

甘酒は「飲む美容液」だけでなく、「飲む点滴」というような別名を持っている発酵食品です。甘酒をおすすめする理由は、私たちの元気な体作りには欠かすことができない実にさまざまな栄養素が豊富に含まれているからです。

・ブドウ糖
・オリゴ糖
・必須アミノ酸9種類
・ビタミンB群
・コウジ酸
・食物繊維

これに加えて、麹菌が生み出す100種類以上の酵素を摂り入れることができるのが甘酒の特徴です。

オリゴ糖は善玉菌のエサになり、食物繊維とともに善玉菌を増やしてくれる働きがあります。そしてビタミンB群は、みんなで協力しながら働くことで、エネルギー代謝や皮膚・粘膜の健康をサポートしてくれます。

加えて、シミやそばかすの原因となるメラニン色素を抑えるコウジ酸も含んでいるので、美肌作りには欠かせません。

そして、甘酒は必須アミノ酸9種類をすべてを含んでいます!このように、実にさまざまな栄養素を豊富に含む甘酒をぜひ取り入れてもらいたいです。

必須アミノ酸は1番少ないものに合わせてしか働くことができず、体の中では作ることができません

甘酒はおうちで作れる!

甘酒

そんな栄養価が高い甘酒ですが、実はおうちで簡単に作ることができます。自家製をおすすめするポイント大きく2つです。

1.材料は好みの物を選べる

2.コスパが良い

材料も米麹と水だけですので、購入するのは米麹だけ。米麹はいろいろいな種類がありその数も多いので、どんな米麹を選ぶのか、配合をどうするのかによって甘さや味が変わっておもしろいです。

市販のものを購入する場合には、原材料をチェックして、「米、米麹」とだけ書かれているものを選ぶとよいでしょう。

自家製甘酒の作り方

甘酒(甘麹)

甘酒のレシピ

ヨーグルトメーカーなどの保温器を持っているのであれば、一番簡単に作ることができますが、持っていなくても、どこのおうちにでもある炊飯器や保温ボトルでも作れます。

材料2つ

  • 米麹 200g
  • 水 300~400cc
米麹と水の比率は「1:1.5~2」で調整するのがおすすめです。

【作り方】

米麴は固まりがある場合、手でほぐしておく。

甘酒

米麹と水を混ぜ合わせて、よくかき混ぜる。

甘酒
甘酒

ヨーグルトメーカーの場合には、60℃で8時間保温してできあがり。炊飯器の場合には、フタを密閉せずに、布巾などをかけて、8時間保温する。(途中、4時間を目安に1度かき混ぜてあげる。)

甘酒
写真はヨーグルトメーカーです。

保温ボトルで作る時にはちょっと一手間!小鍋に水を入れて火にかけます。65℃くらいまでに温度が上がったら米麹を加えて、下がった温度を65℃までにあげてから保温ボトルに入れてフタをして4時間放置。4時間後に温度が60℃を下回っていたら、小鍋に戻して65℃まで温度をあげて再度保温ボトルに入れて4時間放置します。

失敗しないポイントは温度管理

温度計

材料を混ぜ合わせて、放置するだけでできあがる甘酒ですが、失敗しないポイントは温度管理です。

麹がしっかりと働くのは60℃前後といわれています。70℃以上で保温すると酵素が失活してしまい、酸っぱい状態になってしまいます。一方で、50℃以下になると、発酵がうまくいかずに、固いままできあがります。

味見をしてみて、しっかりと麹の粒が柔らかくなっており、甘さがでていたら成功です。

甘酒の保存方法

冷蔵庫

できあがった甘酒は冷蔵や冷凍で保存することができます。冷蔵の場合には、約1週間の保存が可能です。もし、冷蔵で保存期間を伸ばしたい場合には、火にかけてひと煮たちさせましょう。そうすることで、冷蔵でも約1ヶ月は保存できます。

冷凍の場合には、約3ヶ月の保存が可能です。ただし、保存期間が長くなると、どうしても風味は落ちてしまうので、早めに使用するのがおすすめです。冷凍用の保存袋に入れて板状もしくは、製氷機に入れてブロック状にして冷凍すると、使いやすいですよ。

甘酒ライフで腸美人を目指しましょう

ファイバーデトックス

甘酒(甘麹)は自然な甘みがあるので、幅広い年代で安全に口にすることができるとともに、美味しいです。そして、飲み物としてもおやつとしても調味料としてもいろいろな顏を見せてくれる発酵調味料のひとつ。

そんな甘酒(甘麹)を日々の生活で上手に取り入れて、イキイキ元気に過ごせる毎日を手に入れてみませんか?

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