新緑の清々しい季節になりました。黄緑の新しい葉には生命力を感じますね!
先日、熊本県の阿蘇の方に足をのばして山菜を採ってきましたので、今回は山菜のデトックスパワーについてご紹介します。
デトックスの成分とは?どんな食材に含まれてる?
デトックスの成分としての第一は、植物性アルカロイド。
タラの芽やフキノトウ、ウドなどの山菜や春野菜の独特な苦味は、植物性アルカロイドによるものです。この成分は、体内にこもった余分な熱と水分を排出する解毒作用があります。植物性アルカロイドには、腎臓のろ過機能を上げる作用があります。
デトックスの成分の第二は、微量元素・ビタミン。
春野菜に含まれる鉄やマンガン・亜鉛・ゲルマニウムなどの微量元素と、ビタミンCやEなどの栄養です。微量元素とビタミンC・Eは、動脈硬化の原因となる有害な活性酸素を除去する働きがあります。
毒だしのポイント
抗酸化物質や食物繊維には解毒作用があります。空腹時に消化系を空っぽにして休ませて、余力を蓄えさせたところに野菜や果物を摂ることが効果的です。
毒だしの方法
- まずお腹を空かせる 消化、吸収、解毒のために忙しく働いている胃腸や肝臓は、しばしの休息でリフレッシュ!(空っぽのお腹に毒素をやっつける野菜や果物が投入されると、有効成分の吸収がスムーズです)
- 毒素を捕まえる 胃腸や肝臓のリレッシュができたら、野菜や果物を補給。毒素を捕まえる力を持つ成分(野菜や果物の成分)が体内に蓄積した有害金属や化学物質をつまみ出し、排出へと導きます。
- 解毒力をアップ まさに、肝心要の「肝臓」は、解毒を担う主要な臓器です。 日頃から活性酸素の害を受けやすい場所でもあるので、野菜や、果物の抗酸化作用でそのダメージを修復し、解毒力を立て直します。
旬の食材ワラビを採りに阿蘇へ
ワラビが採れる場所を地元の方に聞き、山の中へ入っていくと…目が慣れてくるとすぐに見つかりました!
ワラビ発見!
目が慣れてきたらみつけるのは簡単
ワラビのアク抜き
いろいろな方法がありますが、簡単な方法をご紹介します。
- 根元から2~3センチのところまで切り落とします
- 半分ぐらいに切って耐熱ボールへ
- ワラビに直接、重曹をふりかけます
- 重曹をふりかけたワラビの上から沸騰させたお湯をかけます
- お皿を落し蓋のように上にのせて10時間ほどおきます
- ワラビをよく洗い、保存容器に入れます
- 水をはって冷蔵庫へ保存(毎日水を替えたら一週間保存できます)
長期保存する場合は冷凍で!旬のものは旬の時期に頂きたいですね。炊き込みご飯や煮物としてはもちろん、お味噌汁にいれてもおいしいですよ。山菜の香りは春の香りです。
さあ、5月も半ばに差しかかりました。冬に溜め込んだ老廃物を排出し、冬の厚ぼったい衣を脱ぎ捨てるように、デトックスで体をすっきりさせましょう。