中性脂肪が溜まり血管が狭くなれば、「心筋梗塞」「脳梗塞」などの怖い病気の原因になります。現代では血管年齢が実年齢より上回ってる方が多くいるそうです。
血管年齢とは、血管のしなやかさを年齢に換算したもので、血管年齢が上がり血管の老化が進むと動脈効果のリスクが高まります。昔は「一度老化して固くなった血管は、二度と若返らない」と言われていましたが、近年では「血管は若返る」ことがわかってきています。
血管若返りのためには「野菜を食べるんだよね~」だとか「運動も大事だよね~」などと、なんとなく理解されていらっしゃる方も、今回はその意味もしっかり把握して生活習慣に取り入れていきましょう!
血管の老化とは?血栓はどうして出来る?
血管の老化とは?
若い血管とは、壁が薄くてしなやかで内腔が保たれてる血管。
老化した血管とは、壁が厚くなって固くなり、しなやかさが失われた血管です。
老化した血管はコレステロールの影響で、こぶ(プラーグ)ができて内腔が狭くなってることもあります。このプラーグはもろく傷つきやすく、ストレスがかかりバリっと破れると、怪我をしたときと同じように血液が固まり、血栓を作ってしまいます。
この血栓が脳にできれば脳梗塞。心臓を取り囲む冠動脈におこれば心筋梗塞です。
そして、これらは怖いことに突然起きるんです。直前まで無症状で、血管の内腔はあっても、血管が傷ついた途端に発症するのが「脳梗塞」「心筋梗塞」なのです。
血栓ができる原因
- 加齢
- 生活習慣病を持っている方
- 喫煙者
- 親族に心臓や脳の病気をされてる方
- 閉経後(女性ホルモンは血管をしなやかに保つはたらきがあります)
- 寝不足、ストレスが多い方
完全に固くなってしまったこぶ(プラーグ)は簡単には若返りません。 早ければ早いほど血管の若返りは早くなります。
今日からでも始めましょう。血管若返り作戦です!
血管を若返らせる栄養とは?
■ オメガ3系脂肪酸
サバ、まぐろ、イワシなどの青魚に豊富に含まれるDHAやEPA(オメガ3系脂肪酸の代表格)は、サラサラ成分として今ではとても有名な成分ですよね。毎日の食事で青魚を摂ることが難しい方は、弊社の商品「深海鮫の恵」をのぞいてみてください。
■ 葉酸(ようさん)
葉酸は遺伝子を作るビタミンで、ビタミンB群の一種です。「葉酸」そのものは、動脈硬化の抑制や認知症の予防効果があります(女子栄養大学の研究)。また、貧血防止のためや胎児の栄養のために妊婦さんに進められている栄養素でもあります。
最近、「葉酸」の新たな効果が発見されました。それは血管を傷つけ老化させるアミノ酸の一種に「ホルモステイン」というものがありますが、「葉酸」はこの血管を老化させる「ホルモステイン」というアミノ酸を取り除く働きがあるということです。「ホルモステイン」を取り除けば、血管は若返るのです。
実はこの「葉酸」、日本では義務付けられてはいませんが、全世界の72カ国において法律で摂取が義務付けられている成分なんです。アメリカなどではその効果で脳卒中が激減したというデータもあるくらいです。
葉酸が豊富な野菜を積極的に毎日摂りましょう
一日の葉酸の摂取量の目安 = 400μg(マイクログラム)
※1μg(マイクログラム)とは、百万分の一グラムのことです。
- ほうれん草 190g
- 小松菜 360g
- 枝豆 125g(小鉢こんもり1杯ぐらい)
- ブロッコリー(こぶりなひと株)190g
- アスパラ 210g
- 菜の花・ルッコラ など
とうもろこし、カリフラワー、アボカドなどに多く含まれています。果物では苺にも。
血管を若返らせる食事の順番
野菜を最初に食べましょう。
血糖値を下げると血管は若くなります。野菜を最初に食べるということは、高血圧の原因でもある「塩分を減らすカリウム」などのミネラルも豊富に取り入れられますので血糖値の上昇を抑えることができます。
急激に血糖値が上がるのが問題なのです。食事の最初に野菜を食べることで血糖値の上昇が緩やかになります。今の子供達には野菜を先に食べる習慣をつけさせたいですね!
食生活を変えると、その時から血管にいい影響を与えます。生活習慣の改善を行うと、半年から1年で血管年齢が変わってきます。
健康になるのですから、若くなるのですから、毎日コツコツと自分の健康のために実践しましょうね。