腰痛や膝痛には寒さが大敵です。体や患部が冷えないように十分に気を付けて下さいね。
腰痛や膝の痛みを感じている方は、足首やふくらはぎ、そして太ももなどが硬く張ってきますよね。その張りを放っておくと股関節などの別の部分の痛みも出てきますので、注意が必要です。
膝の痛み → 痛みをかばうことで足首などに負担 → 別の部分に痛み…
というような負のサイクルに陥ってしまいます。そうなる前に、痛みがある方はしっかりとケアしてあげましょう!
今回は、ひざの痛みに苦しんだスポーツ選手のお話から体のメンテナンスの大事さを皆さんにお伝えできれば思います。
ケアをしなければ体は故障します
ケアをしなければ体は故障するのでしょうか。
ここで、私の家族が経験した体験談を少しお話ししたいと思います。
原因不明の腰痛
私の息子は現在、実業団でテニスをしています。
テニスは小学生にあがる前からはじめたのですが、ハードな練習をこなし、がむしゃらに頑張っていたおかげか、小学生のときには九州チャンピオンにもなれました。そして中学校に進学し、「さあ~これから!」と意気込んでいた矢先…
腰に激痛が走ったのです。
検査をしても異常なし。「すべり症」でも「分離症」でもなく、MRIもやりましたが原因不明でした。注射を腰に打って何とか軽い練習ができるような状態です。
しかし、思うように練習ができない焦りから、何度も注射をしてほしいと言うようになりました。練習がしたいのです。
ですが、痛みはというと、深夜に「腰が痛い!」と、寝ている私を起こしにくるほど。
そんな危機的状態だった息子の腰は、あることをすると奇跡のように、ひと月で良くなったんです!
あることとは…「足のストレッチやマッサージ」です。
経絡のスポーツ鍼治療で診てもらったところ、原因は「足の親指の疲労」との事でした。
過度の練習や試合で、足の親指が疲労し背中に張りがきて、腰痛が起こっていたそうです。本当にあの苦しんだ一年は何だったんだろう?と思うほどあっという間に元気になりました。
その時、スポーツ鍼治療で言われたことは「じっとして休んでいても筋肉のコリや張りがなくなるわけではありません。ストレッチが必要です」と。
それからは、足のストレッチやマッサージをまめにするようになったことはいうまでもありません。
悪夢再び…
希望の強豪高校に入るためには中学校の全国大会出場が必須でしたから、がむしゃらに練習を続け、結果を出し希望高校へ入学しました。
しかし、夢、希望に満ち溢れていたときに、またまた起きてしまいます。
それは高校に入学してすぐのことでした。肘の軟骨が壊死していることがわかったのです。手術をしなければいけないと病院の先生に告げられました。
手術をしないと言って下さる先生はいないか何件も病院をまわり、あきらめずに納得いくまで診察を繰り返しました。
手術をすれば、高校生でのテニスをあきらめなければいけません。手術しかないのならばテニスはあきらめよう。と子供と一緒に話し合いを重ねました。
希望の光
結果は…
軟骨の壊死は最近起きたものではなくて、もっと幼いころ、小学生や中学生の頃に起きたものもで、もう落ち着いていますと。様子をみながら肘のまわりに筋肉をつけてカバーしていくことも可能だと言われ希望の光を感じました。
そして現在に至ります。
今では日本リーグの試合にも出場しています。今は大きなケガはありません。体のメンテナンスを勉強し「ケガをしない体」を作っていっているのでしょう。
どんなスポーツ選手も体をケアし、メンテナンスを行います。体のメンテナンスを怠れば選手生命にかかわるのです。
私たちも体のメンテナンスは必要です
私の家族の体験からわかることがあります。歩けないような腰痛、肘の軟骨の壊死を経験したからこそわかることがあります。
体のメンテナンスは必要なんです。
スポーツ選手だけではありません。私たちも同じことなんです。長い年月をかけ関節を酷使しているのです。
そして、年齢と共にヒアルロン酸を作る働きも弱くなります。「歳だからしかたがない」と諦めてはいませんか?何かをしなくちゃいけませんよ!
元気に歩き笑顔で過ごして頂くために、体を労わってください。じっとしているだけで筋肉のコリや痛みがとれるものではありません。体を温めて、しっかりとマッサージ、ストレッチをしてください!そして、簡単な運動もしてください!
まずは足首の体操からでもいいです。体をさすってあげることからでもいいです。できることからはじめてくださいね。
マッサージの際、温感ジェルを塗ると気持ち良く伸びて快適です。