突然ですが、「未病」という言葉を聞かれたことがありますか?
未病とは、まだ特定の症状が出てるわけではないが、何かしら調子が悪い…病気になりつつある状態のことを東洋医学では「未病」と呼んでいます。
血液検査や尿検査、CTやMRIなど定期健診や人間ドックなどで検査をしますが、ここで発見することはできても「未病」をみつけることはできません。数字だけで安心することは危険なのです。目安としては、検診はとても大切なことだと思います。検査は自分の体を知ること。そこから自分で体の一つ一つを気を付けてみてあげることも忘れないでくださいね。
体の異常を知らせるサイン
健康な人の顔色は薄いピンク色。お風呂上り、運動した後に赤くなるのは自然な反応で心配いりません。例えば、貧血など血液中の赤血球そのものが減った状態、または赤血球に含まれる色素のヘモグロビンが減った状態では、顔色が青白く…体のあちこちに酸素が不足し、めまい、立ちくらみ、集中力の低下、動悸、息切れなどの変化がみれらます。
顔色で肝臓の機能低下も見えます。肝臓や胆嚢の異常があれば顔だけではなくて、全身の皮膚が黄色くなることも。腎臓も血液中の老廃物をろ過して尿として排出するわけですから、うまく働かないと顔色が変化します。
目にしてもまぶたのむくみが長く続いていないか…まぶたに黄色いイボはないか…目の疲れ、耳のこぶ、唇の色、舌の状態、舌のむくみはないか・・など
体は異常を知らせる様々な信号を出していますので、自分の体をチェックできますね。
「未病」を作り出すものは、血液の汚れ
血液は、40~60秒で一巡します。60兆個の細胞に栄養と酸素を届け、代わりに老廃物を回収する役割があります。血液のおかげで臓器は働くことができます。また細菌やウイルスなど体内に侵入してきた異物と戦うのも血液の仕事なんです。
簡単に考えても、血液が汚れていれば、60兆個の細胞にもその汚れた血液がまわってしまいますので体調がいいわけありませんね。
それもその状態が一日だけではなく・・気づかずにいれば何年も十数年もその状態だっということに。体のあちこちに悪さがおきて、肩こり、めまい、むくみ等様々なことが起きてしまうのも当然ですよね。
しかし、私たちの体は『自然治癒力』というすばらしい機能を持っています。悪いものを出そうとする働き、汚れた血液を除こうとする働き。この働きに出血があるそうです。東洋医学では、自然治癒力が発揮され自然な反応として、鼻血、歯茎からの出血、子宮からの不正出血など、体の反応としてとらえています。
体のサインは「未病のサイン」です。
体のあらゆるサインを見逃さない。未病のサインであるわけです。私たちの体は、紐を解くように考えていけば、何が必要で大切なのかが分かるような気がします。まずは、自分自身を振り返ってみましょう。
血液を汚す原因として、バター、油、砂糖など高脂肪食の摂りすぎ食べすぎ。野菜や果物不足。動物性たんぱく質の摂りすぎなど。そして運動不足…そういう生活を続けていれば、血液が汚れていくのはあたりまえですよね。
生活習慣を見直す。簡単なようで習慣になってる嗜好、生活習慣をすぐに直すのは難しいことです!まずは気づいて、そして生の野菜、果物を摂り入れていくことからスタートです!
気づきは、必ず意識した食事と変わっていけます。自分の体です。命ですから、楽しみながらを忘れないで!どう変わっていくことができるか!新しい細胞も、臓器の働きも全て毎日私たちが食べているもので作られ、働いています。
血液を汚さないようにと意識した生活は、未病を防ぎ病気にならない体をつくり、生き生きとした毎日を送ることができるのではないでしょうか。
変われる自分を楽しみに!