血液ドロドロを解消! 原因と改善方法を知って血液サラサラにしましょう

血液の流れが悪いと、圧力が強くなり高血圧を引き起こしてしまう可能性があります。また、中性脂肪やコレステロールが血管の内壁に溜まり血栓ができると、血液の流れが止まってしまう動脈硬化になることもあります。最悪、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともあります。

今回は血液がドロドロ状態になる原因とサラサラ状態にするコツについてご説明します。

血液ドロドロの原因は？

血液のドロドロやサラサラの状態とは、血液が流れにくい状態のことを「ドロドロ」。逆に、血液がスムーズに流れている状態を「サラサラ」というような言葉で表現されています。

血液がドロドロで流れにくい状態は、赤血球が増加している状態、赤血球に柔軟性がなく硬くなっている状態、白血球がくっつきやすい状態、血小板が固まりやすくなっている状態のことです。このような状態になる原因は、以下のようなことが考えられます。

水分不足
汗をかいて体内の水分が不足したり、脱水症状になると、血液中の水分量も減り血液の流れが悪くなります。

食事
脂質の多い食べ物やお菓子などの甘いものは、体内の中性脂肪を増やします。中性脂肪が増えると、血液の粘度が高くなり、血液の流れが悪くなってしまいます。また、暴飲暴食も血液ドロドロの原因になります。

ストレス
ストレスは、血圧を上げてしまい、血液の流れが悪くなります。

運動不足
運動不足は、筋肉の量が減るので、基礎代謝が下がってしまいます。そうなると中性脂肪やコレステロールを溜めてしまい血液の流れが悪くなります。

タバコ
タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させて血圧を上昇させます。それに、喫煙をして一酸化炭素が体内に入ると赤血球中のヘモグロビンにくっつきます。一酸化炭素ばかりがくっつくと酸素を運ぶ赤血球が不足するので、赤血球は増加します。それにより、血液の流れが悪くなります。

生活習慣を見直してみましょう！

タバコは、血液ドロドロ原因のひとつですので、禁煙をすることがサラサラへの第一歩です。

他には、ストレスをためないこと、運動不足にならないように適度な運動を心がけてください。

ウォーキングなど生活で取り入れやすいことからはじめると良いでしょう。またこの時期は特に水分不足や脱水症状にも注意が必要です。ミネラル豊富な水をこまめにとるようにしましょう。

食生活は大事です！

高脂質のお肉や甘いものは、血液をドロドロにする原因になりますので食べ過ぎには注意を。青魚、野菜、海藻、大豆などは、血液サラサラに役立つ食品です。バランスよく食べるようにしましょう！

	魚	イワシやアジなどの青魚は、血液の流れを良くしてくれるDHA・EPAが含まれています。
	野菜	厚生労働省も野菜を1食1皿以上・1日5皿分を食べることを目指すように推進しています。野菜は、ビタミンやミネラル、食物繊維を含んでいるので、血栓の予防にもなります。
	海藻類	ワカメなど海藻類は、新陳代謝を促してくれる作用があります。
	黒酢	黒酢にはクエン酸やアミノ酸が豊富に含まれており、血流を良くする効果があります。
	納豆	納豆に含まれているナットウキラーゼという酵素には、血栓を溶かす働きがあります。また、イソフラボンも含まれているので、動脈硬化を抑えて血圧を下げる働きもあります。