だんだんと紫外線も強くなる季節です。「皮膚のトラブルが気になる」「寒暖差も激しく風邪かな…」「思うように勉強や仕事がうまくいかない」そんな時にこそ、朝からすっきり体が喜ぶジュースで一日をはじめませんか。
今回は、人参りんご酵素ジュースについて栄養の話や作り方についてご紹介します。簡単にたっぷり食物酵素がとれるやり方で最高の組み合わせの「人参りんごジュース」です。
人参とりんごの栄養効果
「人参とりんご」は、腸内の善玉菌を増やします。乳酸菌が多いのは乳製品をイメージしますよね?それ以上に栄養分が多くておすすめなのが、人参とりんごなんです!
人参は、ビタミンAが豊富でビタミンB1、B2、ミネラルも含み「野菜の女王」と言われるほど栄養価が豊富です。
りんごは、カリウムがいっぱいで摂りすぎた塩分を排出させてくれます。そして、善玉コレステロールを増やしてくれる食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。
人参の栄養効果、もっと詳しく
人参のカロテンの含有量は野菜の中でもトップクラスです。
カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を正常に保ちます。ビタミンAが豊富、そして、B1、B2、ミネラルも含むまさに「野菜の女王」です。
鮮やかな赤色はカロチノイドという色素によるもので、老化を遅らせ生活習慣病を予防する効果の高い抗酸化物質も多く含んでいます。体内の塩分濃度を調節するカリウムも豊富です。ビタミンAは、さらに、花粉症でダメージを受けた皮膚や粘膜を健康な状態に保ちます。アレルギー抗体の産生を抑制、免疫細胞のバランスを調節して正常に近づけ、アレルギーを起こしにくくします。βーカロテンは油脂と一緒に調理すると効率よく吸収できます。
そして見逃せないのが、ビフィズス菌因子と呼ばれるもの。これは、腸内の善玉菌を代表するビフィズス菌を増やしてくれるビタミンのことです。これらのビフィズス因子が腸内に入ると、ビフィズス菌が急速に増えて、溜った便を排出してくれるよう促します。
しかし、注意点もあります。「アスコルビナーゼ」です。
ビタミンCを破壊する酵素「アスコルビナーゼ」が人参には含まれます。この酵素は細かく砕く時に活発にはたらく性質があるので、ジュースを作るときには要注意!しかし、ちょっと気をつけるだけでその働きを抑えることが出来ます。このアスコルビナーゼは、熱や酢に弱い性質があります。レモンや酢を加えれば、安心して栄養価の高い人参を楽しめます。
人参以外に「アスコルビナーゼが含まれる素材」としては、きゅうり、カリフラワー、メロン、かぼちゃ、とうもろこし等があります。かぼちゃ、とうもろこしなどは茹でるから大丈夫ですね。これら食材も、生で利用するジュースならレモン汁などの酸を多く含むもので抑えることが出来ます。
りんごの栄養効果、もっと詳しく
中央アジアが原産で、石器時代ごろから食されている「りんご」は、オリゴ糖が豊富な果物です。オリゴ糖は胃液で分解されにくいので胃で吸収されずに腸まで到達します。そして善玉菌の増殖を助ける働きをするのです。
りんごには、果糖やブドウ糖などの糖質のほかに、ビタミンC・カリウム・リンゴ酸などを含みます。水溶性のベクチンが多いため、整腸作用や動脈硬化の予防などが期待できます。
「リンゴ酸」
りんごの甘酸っぱさの成分リンゴ酸には、炎症を抑えるさようがあります。咳を止めたり、粘膜を保護する効果もあります。風邪のときにすりおろしたりんごを食べるのには、こうした効果があります。
「カリウム」
利尿効果があるカリウム。高血圧を下げるのに有効です。季節のりんごを生で食べるのがおすすめです。
「ペクチン」
水溶性の食物繊維ペクチンは、腸のはたらきを整える作用があります。熱に強い成分なのでコンポートなどにしても効果は失われません。
『りんごのアップルフェノンというポリフェノール』
ポリフェノールのポリとは、複数という意味で、2個以上の水酸基を持つ植物化合物の総称。主に淡黄色系統の色素であるフラボノイド類と非フラボノイド類に大別できます。りんごには、アップルフェノンというポリフェノールが含まれており、アレルギー症状の改善や皮膚のメラニンの生成を抑える作用があります。
人参りんごジュース 作り方
野菜、果物の食物酵素をたっぷりとるためには、固形のものをすりおろすと酵素の膜を破り、たっぷりと酵素がでてきます。それをジュースに活用しましょう。
材料(1人分)
- 人参:半分ぐらい すりおろす
- りんご:小ぶり半分 すりおろす
- レモン:少々をしぼる
- 水(塩素が入ってない水)
すりおろしたら、レモンのしぼり汁を入れて混ぜる。それから水を60cc(酵素についてるミニキャップに1杯)ゆっくりかき混ぜて絞る(こしてもいいです)。
最後に「天然熟成 野草酵素」を20cc入れると出来上がりです!とっても美味しいです。
これに生姜のすりおろしを少々入れると、飲んですぐにぽっかぽかになります。お好みで入れてください。
しぼりかすは、ハンバーグの材料やドレッシングにも使えます。

人参ジュースはレモンや酢を加えれば安心
最後にもう一度!
栄養価の高い人参をジュースに作る時の注意点はアスコルビナーゼ対策です。ビタミンCを破壊する、アスコルビナーゼは熱や酢に弱いので、レモンや酢を加えれば、安心して栄養価の高い人参を楽しめます。人参は生でも体を冷やしませんので、ジュースにするのは最適ですよ。
皮膚は健康のバロメーターで内臓の鏡といわれています。肌荒れなどのトラブルは、睡眠不足、食生活の乱れも大きく関係します。忙しいときこそ朝から新鮮なジュースで元気パワーで体もすっきり!いかがでしょうか。